弦と鍵と笛 米山典子フルートリサイタル終わりました

昨春から延期になっていたリサイタル

無事、と言って良いのでしょうか…

なんとか終了いたしました。

あ〜、終わってしまった。

というのが一番の今の気持ち

寂しさと、ホッとしてるところと。

もうちょっと3人で練習したかったな。

結局2回しか合せの時間を取れず、

リハーサルもギリギリまでテンポ詰めたりして

これでよし!と思う間なく当日を迎えた事が

一番、残念でした。

でもこの編成のトリオは、音域の点ではとても安心感があるし

力あるお二人にサポートしてもらえる安心感はもっとあったので、とても楽しく演奏できました。

 

 

予想外だったのは、会場の響きがほとんどなかった事。

リハーサルでもそれほど音が伸びない感じはあったのですが、

お客様が入ったら、ホントにマジで残響がない。

吹いている時は夢中で、なんとかやっちゃいましたが、

終わって見たらとんでもなくテンポは上がっていたし、

ディミニエンドは全然自然にできてなかったのが悔しい。

他にも技術面とかカウントとか、なんかもういっぱい危険なところがありましたが、

とにかく会場の条件に合わせての終演時間も守れたし、

何より、それぞれの曲の良さを皆さんが解って楽しんでくださったことが一番嬉しいです。

4曲とも全く異なる個性の素敵な曲ばかり。

選曲を褒めてくださった方も多く、意図が伝わってとても幸せです。

ヘアアレンジと衣装もちょっと褒めてもらえました(笑)

アンコールのアメージンググレイス夏田昌和氏編曲も、とても綺麗な響きで、

祈りを込める気持ちで演奏させてもらい、私もお客様にも楽しんでいただけたようでした。

でも一番人気はやはり、最後のファランクのトリオでした。

メンデルスゾーンのピアノトリオを思い出させる、様式感のしっかりしたロマン派の作品で、

旋律も美しく、クラシックを聴き慣れた人には伝わりやすかったようですね。

 

今回、プログラムに乗せられなかったこの編成の素晴らしい曲もまだあります。

次回はもう少し練習を重ねて、さらに室内楽としての良さを出せるような演奏会にしたいです。

 

せっかくお越しくださったのに、ご挨拶できずだったお客様方、本当にごめんなさい。

緊急事態宣言も解除されるし、個人的に会えたら嬉しいな。

 

本当に共演のお二人、スタッフの皆さん、ご来場の皆さん、ありがとうございました。

心からお礼申し上げます。

感染症が治まり、また自由に演奏活動ができる日を楽しみに!

 

あ!そうそう!

今回の演奏はCOM東京さんの収録が入ってくださり、

10月24日(日)と10月30日(土)に地方版の「シミンのトビラ」という番組で放映されるそうです。

怖い…というのが本音ですが、どのように編集され画像になっているのか、

ちょっとだけ楽しみです!

興味ある方は、ぜひJCOM見てくださいね!

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