急に暑くなって、脳みそが溶けそうです。
いや既に溶けてプラハの記憶もどこへやら…
6月からの立て続けの演奏会が終わって、ホッとするまもなく
8月のコンヴェンション、10月のクーラウフェスティバルの準備です。
でも、ここで一息つかなければ!
と先週は無理矢理自分のためのお楽しみを作りました。
演奏会と展覧会
演奏会は「行きたいな〜」と思いながら迷っていたのですが
ちょうどレッスンもなかったので、思い切って当日券で入りました。
アンサンブル・ウィーン=ベルリン+新日フィルによる
モーツァルトの木管のための協奏曲を5曲!!
なんて贅沢♪
フルートとクラリネットの2曲はすごく期待して行きました。
期待を裏切らない素晴らしい演奏!
身体も良く動いていたけれど、躍動感溢れ豊かな色彩に彩られた見事なモーツァルトでした。
こちらの予備知識がなくて、あまり期待してなかったので驚いたのがホルンでした。
名手の演奏はたくさん録音で聴いていましたが、
ライブでもこれだけ軽やかに華やかに豊かに聴かせてくれて、もうびっくり!
行って良かった。
それぞれの曲のスタイルや若干の様式感の違いは、
それぞれの時代の楽器の特性によって変えてあるのかと思っていましたが
作曲年代によるものなのだそうです。
でもやはりこうして5曲並ぶと、その楽器らしさを充分に感じることができますね。
演奏楽しんで、さらに勉強もさせてもらいました。
展覧会 「戦後日本住宅伝説」
これね、昨年からずっと行きたかったのです!
昨夏、埼玉県立美術館から始まって全国を廻った最後が今期の八王子夢美術館
「なんか地味やないの?」(失礼!)とは思ったものの
これを逃すともう〜見られない。行くしかない!
この6月に亡くなった東孝光「塔の家」から始まる16軒の住宅展示
ところどころに、原寸大の間取図が床においてあったり
ファサードや特徴的な部分を原寸写真に伸ばしてタペストリーに転写してあったり
と、すごくリアリティーもある展示スタイルでした。
建築家のインタビュー画像もふんだんに設置され、人となりもわかったり。
どんな時代にどんな思想やヴィジョンからこれらの住宅を設計したのか、
その意図は人々にどのように受け継がれいるのか、
非常に面白かった。
図面が豊富に並べられていたのも、私にはとても嬉しいことで
一つ一つ、頭の中に建物が立ち上がるまでじっくり眺めていましたが
さすがに10軒過ぎてから、毛綱毅きの反住器が出てきて疲れました。
あまりに悔しかったのでカタログを買い、時々にらんでいます。
これって、本当にこの図面だけで大工さんが建てたのかな…疑問。
これだけ、ものすごく考えられた歴史に残る住宅を眺めて家に帰っても
やはり我が家はいい。(ちょっと自慢)
それはきっと私達のために考え抜かれたものだから。
そんな感じで、夏休み前に夏休みを乗り切るためのエネルギーチャージができました。
暑いアツい、と文句を言いつつも、この家で音楽ができる夏休み
楽しく乗り切りましょう!
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